この世の全てのモノは借り物だ

ニート的ミニマリスト幸福論

旅する人生を送りたいわけじゃない

少し前にノマドワーカーとか多拠点生活とかに興味があって、本田直之さんの本をかなり読んでいた。

 

本田さんはハワイと東京をメインに生活していて、仕事も両方でやっているそうだ。

 

ハワイでのびのびしながらサーフィンをして仕事をしているらしい。

 

その様子を写した写真などはみていてワクワクする。

 

そんな自由な生活に憧れたし、今でもいいなぁと好意的に見ている。

 

あと、本田さんはミニマリストでもあるようでLess is moreという本は電子書籍がなくて今も手元に持っている。

 

Less is moreとはミースという建築家の言葉で、本の題にするセンスもいいし何より本の中身にピッタリだった。

 

装丁もスッキリしていてとてもいい。

 

今では僕のバイブル的な本になっている。

 

でも本田さんの人生や生活を知っていくうちに、僕とは理想の生活が少し違うことがわかってきた。

 

本田さんは自由な生活をする代わりに子供を持たないことに決めているそうだ。

 

奥さんとも相談の上らしい。

 

ここが大きく違う点だ。

 

僕の敬愛するミニマリストの人の中にも、結婚を不必要なものと捉える人もいる。

 

そして子供も持たない、または持ちたくないと考える人もいる。

 

当然、それぞれの考えがあるだろう。

 

でも僕の中では愛する妻との恋愛と結婚生活や、その妻との間に出来た子供との生活は無くてはならないものだ。

 

結婚という制度にはメリットは多い。

 

今は結婚に対してネガティブな見方が強すぎるような気もする。

 

これは優先順位の問題だと思う。

 

家族との時間をゆっくりたっぷり楽しみたい、そんな僕のような人間には、人生は旅だと言われてもいまいちピンとこなくなってしまった。

 

僕にとって人生はゆっくり味わうもの。

 

それを可能にすることが、自由になるということ。

 

旅をしなくても、多拠点でなくても自由に生きる道はあるはずだと思っている。