この世の全てのモノは借り物だ

ニート的ミニマリスト幸福論

某日ナンパ記録1

ナンパした時の記憶が無くなりかけているので、記録しておく。

 
【マキシワンピギャル】
 
平日夕方。
 
グレーのマキシワンピがすごく色っぽかったギャル。
 
キャバ嬢でこれから仕事かなと思ったのですれ違いざまに
 
「おつかれー、これから仕事?」と声かけ。
 
ガンシカ。
 
「時間あったら少し話さない?」
 
ガンシカ。歩くスピードが早まる。
 
表情は固くて、早足だったのでこれはホントに出勤中なのだろうと判断して
 
「突然ごめんね。ありがとう。」と放流。
 
普段接することのないし付き合ったこともないタイプなので気持ちに落ち着きがなく終始緊張していた。
 
 
【アジア系外国人】
 
平日夕方。
 
紺色のミニワンピのスタイルの良いギャル。
色っぽさはないけど、清楚で健康的な感じ。
 
背は高くないけど、背筋が伸びてて育ちが良さそうに見える。
 
歩いている斜め後ろから
「こんにちは。今日は買い物ですか?」
と声かけ。
 
女の子が立ち止まる。
 
一瞬何が起こったのか分からないという表情。
 
「どうしたんですか?」とたずねると
 
英語で
「私日本語が分からないんですゴメンナサイ」
と返答される。
 
顔は日本人に見えるけど、外国の方だった。
 
拙い英語で
「そうなんですか、旅行ですか?」
と言おうとしたときに歩いて行ってしまった。
 
こちらとしても予想外の展開で後を追う余裕がなかった。
 
とっさの英語を持っと早く返せていれば立ち話ができたかもしれない。
 
 
 【大学生モテ女子】
 
平日夕方。
 
学校帰りらしき大学生の女の子。
 
年齢は20歳くらい。
 
大きめのリュックを背負ってホットパンツにTシャツ姿。
 
猫背で姿勢は悪いけど、歩き方が堂々としていてかなりモテてきた女の子だと思う。
 
結構早足だった。
 
顔はまだ幼いけどとても可愛らしかった。
 
「こんにちはー。今日は買い物ですか?」
と声かけ。
 
こちらをほんの一瞬だけ見て
「友達と待ちあわせがあるので」
と言い足早に去っていった。
 
表情には嫌悪感と戸惑いが現れていた。
 
態度と表情から拒絶と判断し、後を追うことはしなかった。
 
申し訳なさを感じて、後ろ姿の彼女に
「ごめんね。ありがとう。」
と言った。
 
【就活中女子】
平日夕方。
リクルートスーツを着て歩いている女の子に声をかけた。
おそらく就活帰りで、薄い化粧で黒髪を後ろで結んでいる。
 
「こんにちは!今日は就活だったんですか?」
 
「急いでるんで!」
 
顔がかわいい子だったので
ナンパされ慣れてるのかと思っていたけど
声をかけた瞬間にかぶせるように拒否の意思表示だった。
 
その後も
「そうなんだ、これからどこかいくの?」
「待ち合わせがあるんですか?」
とか聞いたけど、ガンシカ。
 
よくよく手元をみると惣菜とかが入ってそうなビニール袋を持っていたので
これから家に帰ってゆっくりしたんだなと思い放流した。
 
今考えれば、就活で疲れたんだねという姿勢で話して
その日の就活の手ごたえとか聞きながら
 安心させてもっと会話できるかと思うけどこの日はこれが限界だった。
 
別れ際、「お疲れ様ー、ありがとー」と声をかけた。
 
僕はたぶん放流するタイミングが早すぎるのだと思う。
 
今後はガンシカされてもある程度はこちらから話をしてみて
 女の子の様子をしっかり観察してみようと思う。
 
 
【金髪ロリギャル】
今日も大変に勉強させてもらった。
 
平日夕方。
 
ターミナル駅前。
 
金髪ギャルなんだけど、服装は白くてヒラヒラしているギャルがゆっくり歩いていたので声かけ。
 
「すいません」
 
イヤホンをしていることに気づいた。
 
聞こえてないかもしれないけど、
「仕事帰りですか?おつかれさま」
とか言う。
 
顔を覗き込むとイヤホンを取ってくれた。
 
ありがとう。と思っていると、立ち止まってくれた。
 
しかし、
 
「なんすか!(怒)」
 
うざかったみたいで怒鳴られた。
 
うわ、悪かったかなー。と思って、とっさに
「ごめん」
とマジに謝ってしまった。
 
さっきまでゆっくり歩いていたギャルは早足で去っていった。
 
僕はマジで怒らせたかなーと思って、
「お疲れ様!ありがとう!」
と言って見送った。
 
今回の反省点は多い。
 
1.せっかく「なんすか!」と僕の声かけの目的を聞いてくれてるのだから、ハッキリと「ナンパだよ。」と意思表示をするべきだった。
 
2.かなりゆっくり歩いていたから、ホントは用事なんてなかったのだと思う。だから、怒られても、「だって用事ないんでしょ?」と指摘して「せっかくだからちょっと話そうよ。」と言えば良いことだった。
 
3.怒鳴られたことにビビってしまった。別に触ったりしているわけでもなくて、「すみません」と声かけしてるだけなのだから、本来はそんな怒鳴られるほどのことはしていない。だから堂々としていればよかった。
 
4.怒鳴られたとはいえ、立ち止まってくれたことに変わりはない。そして怒りとはいえ反応してくれた。だから優しく「ナンパだよ。」といって、「なんでそんなに怒ってるの?」「今日なんか嫌なことあったの?」と聞くべきだった。
 
5.これが一番ダメだった。彼女は僕に怒鳴ったけど、「うるせー!」とか「なんだよ!」とかみたいに完全に僕を非人間扱いしたわけではない。彼女はハッキリと「なんすか!」と言った。これは「何なんですか?」の略語だろう。つまり彼女は僕に敬語を使ったのだ。僕に対して敬ってくれていた。これに全然気づけなかった。僕は本当は「なんすか!」と言われたときに、その反応を受け止めてこう伝えたかった。「君がとても素敵に見えたから声をかけたんだ。突然でビックリしたよね。イヤホンを取って立ち止まってくれて嬉しかった。ありがとう。僕はキャッチでもないし、君に変なことしたりしない。少し話したいんだけど時間ないかな?」
でも、怒鳴られたことにビビって防御本能から謝罪してしまった。最悪だ。彼女のことなんか何一つ見ていない。自分のちっぽけな自尊心を守ろうとして卑しい行動をしてしまった。彼女に申し訳ない気持ちで一杯だ。
 
というわけでこの女の子にはかなり貴重な経験をさせてもらった。
 
ギャルさん、ありがとう。
力不足でごめんね。
 
やっぱり低スペック人間にはナンパはハードル高いな。
 
あと、文面からはスラスラと言葉が出てきているように見えるけど、もちろんそんなことはない。言葉が出てくるのに時間がかかったり、ドモったりしている。
 
そして、普通ナンパのブログ記事は腕に自信のある人が成果を書き込んでいることがほとんどだと思う。このブログのようにダメな結果を詳細に書いているブログは珍しいと思うので、僕と同じような悩みを抱えている人はぜひ参考にしてほしい。