この世の全てのモノは借り物だ

ニート的ミニマリスト幸福論

電通の直属上司が不起訴になった

新入社員を過労死させた電通の上司が不起訴処分になったらしい。


ここが日本の労働環境を変えるチャンスなのに検察官はなんという決断をしたものだと怒りを覚える。


電通への捜査が安部政権の国策捜査だとしたら、ここらへんが安部政権の限界ということだろうか。


当然のことだが企業を起訴して有罪にしても労働環境改善において何の意味もない。

 

会社員なら誰でも分かる。

 

新入社員を殺したのは仕事を振っていた直属の上司に決まっているだろう。

 

なのだから、この人物個人に罰則を与えて償わせなければ、今後の犯罪抑止には効果がない。


建築設計の世界では違法なことをやった場合に、会社と建築士個人両方にに罰則が下されるように法改正がなされた。


これにより建築士の名義貸しを要求された場合にそれを拒否することができるようになった。


自分の知らないところで悪質な設計がされていた場合に責任が自分にくるので嫌ですと言える環境ができたのだ。


これは良い法改正だったと思う。


同じように労働基準法も個人の責任をきちんと追及しないと、パワハラする上司は後を絶たないだろう。


ご遺族が建築審査会に審査を申し立てて検察官の判断が覆ることを願うのみだ。


きっとこの案件は日本中の労働者と経営者が注目している。