この世の全てのモノは借り物だ

ニート的ミニマリスト幸福論

低スペックでも幸せになるために

低スペックな人間に限らず、人は誰しも幸せになりたいと願っていると思う。

僕が知っている幸せな人の共通点は、礼節があって優しいということだ。

どう優しい人かというと、目下の人、年下の人、サービスを提供してくれる人などに対して優しい人。

上司とかお客さんとか友達とかじゃなく、優しくしてもほとんどメリットがない人に対して優しいということだ。

皆分かっていることだけど、残念ながら世の中のほとんどの人は、そういう意味では優しくない。

日本人は大人しい人種だと言われているが、これは他人に優しくて思いやりがあるということではなくて、不平不満を口にしてないだけだ。

心の中では汚いことを考えていたりする。

ネット掲示板を見れば一目瞭然だろう。

デモも暴動もなくて犯罪率は低いけど、同調圧力が強くて行動に起こせないだけだ。

日本人は素晴らしい面も多いけど、そういう意味では非常に陰湿な人種だと思う。

優先席で妊婦さんに席を譲らずに寝たふりをするやつ、飲食店で店員に横柄な態度を取るやつ、年下というだけで自分より格下に扱うやつが多すぎる。

こういう人間は普段何を考えて生きているんだろうか。

正月に初詣に行って一年の平安と幸せを神様にお願いしたんじゃなかったのだろうか。

なぜ神様へのお願いと日頃の行いが無関係になるのか?

神様に自分の幸せを願っておいて、他人に対して平気で無礼な態度を取るやつは一生幸せになることはできないだろう。

自分の幸せを願うのなら、まず人が見ていないところで他人に親切にすればいい。

こういうことができる人は、低スペックでも幸せになれる。