この世の全てのモノは借り物だ

ニート的ミニマリスト幸福論

サービス残業を全面禁止にしてほしい

メーデーとは毎年5月1日に行われる労働者の祭典で労働者が統一して権利要求と国際連帯の活動を行う日で、世界的に行われているようだ。
日本では連合と全労連という2つの大きな団体があって、平成元年に仲違いして別々の日にやっている。労働者が統一して集まって数の力で使用者に権利を主張する日だっていうのに何やってんだ。と、元ニートでもつっこまざるを得ない。別々の日にやったら効果半減じゃないか。
もともとメーデーは、アメリカのシカゴで労働時間を14時間から8時間にしろとストライキをしたのが起源らしい。もともと労働時間が14時間だったというのも驚き、と思ったけど8時〜22時まで働いている人なんて日本には無数にいる。それも残業代なしで。
僕の会社も残業代なしだ。僕も入社して数年間は勝手が分からず無鉄砲に仕事を進めて、なおかつ能力が低いから仕事が遅くて8時〜22時とかは普通だった。今考えれば上司のマネージメントは不十分だったし、僕も時間に対する意識が希薄だった。自分のことだから半分は自分の責任だと思うけど。そこはやはり会社という組織が事前に対処しておくべきだろう。会社はマネージメントをきちんとしろと。
今年のメーデーでは最低賃金1500円が主な要求だそうだ。意味が分からない。何を言ってるんだろうか、そうじゃないだろう。再優先は中小企業のサービス残業禁止に決まっている。労働組合を支持母体とする政党は政権を取る気がないのか?最低賃金1500円よりはるかに多くの労働者が救われる。元ニートでも簡単に分かる。でも労働組合は頭の良い人達が多いのだから当然そんなことは分かっているはずだ。分かっていても要求しない。何か事情があるのだろう。いきなりサービス残業禁止は無理っぽいからまずは最低賃金からとか。そういうことか、それとも全て茶番なのか。
どちらにしろ世界的にみるとこのサービス残業という点において日本の経営者は、だいぶ甘やかされている。フランスではそもそも週に働かせられる上限があるし、シンガポールでもマネージャーが部下を勝手に残業させられないらしい。そういう国の会社に比べて日本会社のマネージメントはレベルが低いのだろう。僕なんかはたいしたマネージメントなんてしたことないけど、ちょっと部下がいるだけでその人達の労務管理にはかなり神経を使う。
会社経営者の記事をみると、マネージメントは実務の片手間にできるものではないことがよくわかる。マネージメントは高度なスキルを要求される仕事なのだ。
会社経営なんてマネージメントは僕なんかは絶対やりたいと思わない。